Zoomを活用した完全オンライン版を開発しました

こんにちは。スタッフの坂井です。
コロナウイルスの広がりを受け、オンラインでのまちづくり推進・ワークショップ開催のニーズに応えていくために、完全オンライン版「LocalDialogue」を開発しました。

◆開発のきっかけ

LocalDialogueの開発当初は、まちづくりの現場で使っていただけるツールを想定していたため、リアルで集まる対面ワークショップの作りにしていました。しかしコロナウイルスの影響で急速に社会のオンライン化が進む中で、まちづくりの現場もオンラインに大きくシフトしてきています。

ここで課題になるのが、これまで対面でやってきたことをいきなりオンラインに変えるのが難しいことと、活動をそのままオンライン化するだけではうまくいかないことです。オンライン版「LocalDialogue」においても、対面ではなくオンラインだからこそ出せる価値を明確にしながら開発を進めてきました。

初めは、ファシリテーターがキットの実物をカメラで写しながら進めるという「リアルをオンラインで配信する」方式で検討していました。しかしカメラ性能や配信環境などによってキットが見えづらいという「リアルはオンラインを介して劣化する」課題を乗り越える必要があったので、ツールもオンライン化することに。

「リアルをオンラインで配信する」方式のテストプレイ。視認性が画質に左右される。

そこで実際にテストを繰り返しながら、キットも含めて完全にオンラインで実施できるツールとしての開発をここ1ヶ月で急ピッチに進めてきた結果、オンライン版「LocalDialogue」が誕生しました。

◆完全オンラインのワークツール

オンライン版「LocalDialogue」では、ビデオ会議ツールのZoomとパワーポイント化したキットを活用してオンラインワークショップを実施します。
全てオンラインで操作が完結するシンプルな設計にしたことで、誰でもファシリテーターになることができ、参加者がゲーム感覚で楽しくワークに集中しやすいようにしました。

Zoomのブレイクアウトルーム機能により、参加者を複数グループに分けることもできるので、数名〜30名ほどの小〜中規模での実施も可能です。

(画像は開発中のイメージです)

直接集まれないと動けなかった時代から、オンラインで誰もが共に活動できる時代になりました。LocalDialogueでは、まちづくりに誰もが参加でき、住民が主体でまちのこれからを作っていける地域づくりを応援しサポートしていきます。

先日トライアルを実施した企業様からは、「具体的なまちづくりプランの洗い出しに役立つ」「ワークを通して、着実に議論が進む手応えを感じた」「シンプルなツールだからこそ、ファシリテーターのやりがいがありそうだ」といったお声をいただきました。
LocalDialogueファシリテーターに興味のある方を対象に、今後オンラインでの体験会も定期的に開催していきます。

オンライン版の利用方法については、「使い方」のページに随時更新していきます。

使い方

カード・マップについて ローカルダイアログのワークショップで使用するダイアログカードは、まちのウェルビーイングを高めるための対話カードです。 12種類のビジョンカ…