【事例紹介】滋賀県甲賀市(荒尾)

2022年6月10日、滋賀県甲賀市で市内在住の高齢者を対象に開かれる100歳大学の開校式の基調講演において、ローカルダイアログWSを行いました。

100歳大学は、元滋賀県知事の國松氏が中心となり活動されている一般社団法人健康・福祉総研が各自治体向けに行っているシニア講座です。人生100歳時代において、健康づくり、仲間づくりの活動を行いながら、地域社会における出番と居場所づくりを学び実践していく講座です。

本日の基調講演では、これからの社会の姿を考えた上での人生100年時代の在り方や、バックキャスティング思考として目指すべき姿を考えていくことの必要性をお伝えし、利己と利他の重なる部分に自分たちの出番や役割として関わるテーマを見つけていきましょう!と話した上で、ローカルダイアログの実践ワークを実施しました。


▼概要

・実施エリア:滋賀県甲賀市 (甲賀市健康福祉部長寿福祉課事業)
・対象者:甲賀市在住の高齢者※行政職員も含む(60代~80代の男女)42名参加
・目的:100歳大学における開校式基調講演(全40回講座の第1回)
・実施日:2022年6月10日 10:30-11:30 対面方式で実施
・担当者:荒尾 裕子

▼結果

目指す姿としてビジョンを選んだり、今の地域の現状をyes・noでジャッジする際に、みなさんの意見が様々であり、多様な意見があることの理解や、日頃自分が関わっている領域や、自分の身近な生活範囲以外のことはあまり知らないということを多くの方が体感されたようです。

▼感想

・楽しいワークショップで、自分が他で行う際の話し合いの仕方の参考にしたいと思う。
・グループの中での様々な意見がとても勉強になった。
・初対面、短い時間の中でもいろいろ話すことができた。
・メンバーといろいろ議論ができてよかった(久しぶりに議論できて頭の体操にもなった)
・個々の人の考えや思いの程度の違いがあるのがわかった。

・物の見方や、考え方が人によっていろいろ理解されているという気づきになった。
・講義やワークを行って自分の中で考える視点が変わった。(新たな視点が加わった)
・難しいテーマも、楽しく話しあうことができた。
・いろいろな視点で考え自分自身を見つめなすきっかけにもなった。
・初対面同士の人との仲間づくりがしやすい。

・自治体が行っている活動に対し、地域住民がどのように感じているのか、そのあたりの検証・評価が大事だと思った。
・住んでいる地域ごとの環境や風習で考え方が異なると思う。
・ワークを行うことで、今までは漠然と考えていたことが、いろいろな問題点が明らかになってきたと思う。
・難しかった。時間が足りないと感じた。